お直し１・・・

少しお直しの事をお話しさせて頂きたいと思います。

この画像は以前お預かりしたウォレットで、小銭入れの金具の部分が革ごと破損した状態です。

ウォレットの場合、長年使用する事で特に蓋の開閉などで負荷のかかる場所の破損というのは結構あります。

こういった場合、破損したパーツごと交換するという方法もあるんですが、「何とかその場所だけできませんか？」とお客様から結構多くお声を頂くので（愛着を持って使って頂いて本当にありがとうございます♪）極力元の革を残すように金具周辺だけをくり抜きます。

あとは洋裁で言う当て布のような感じですかね？

表裏から当てて縫い合わせてから金具を新しく打ち込み、お直し終了です。

ブライドルレザーも最初は直した箇所だけ新しい革という感じですが、使っていると周りに自然と馴染んでいきます。

使い込むと自然な感じになっていくのもまた革の凄いところなんですよね～。

革ってやっぱり不思議で凄い素材です！

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