井上公園にて・・・

所用あって出掛けのついで井上公園へ。

昔はほとんど遊具なんてなかった公園でしたが、今はすっかりキレイになって子供たちの遊び場になってます♪

個人的に何より嬉しいのは幕末の医師・所郁太郎の顕彰碑ができたこと。

所郁太郎は元々岐阜県出身の医師なんですが、京都で開業後長州藩邸が近かった縁で山口に来られて井上馨の命を救い、自身は27歳の若さで没した医師です。

歴史に埋もれてしまった英雄の一人ですね。

作家・司馬遼太郎も小説にしようと所郁太郎を調べていたらしいんですが、途中で大村益次郎の方へ興味が移り、結果、大村益次郎は「花神」という大作になり、所郁太郎は美濃浪人という短編に収まってしまうという不運にもみまわれてしまいます。

実は私の親友が眠る墓地に所郁太郎の墓があるので、友人の墓参りの際たまに手を合わせていくんですよ。

全く観光化されていないひっそりとした場所にあって、今はただ静かに街を見守っておられます。。。