山輿製・明治時代の花札包み紙。

大変貴重な山輿製(山城屋)の明治時代の未使用包み紙。

恐らく花札(八八花)を包むためのものだったと思います。

側面の印刷を見ると「第4回内国勧業博覧会褒状寫」という表記があったので、調べてみるとこの博覧会が開催されたのが1895(明治28)年4月1日~7月31日だと分かりました。

恐らく花札の製造販売をしていた山城屋が日本の正当な伝統工芸品として出品した1品だったのかなと思います。

(明治19年くらいまで花札は非合法扱いですからね。。。)

また登録商標が良いんですよ♪

任天堂が「大統領・丸福天狗・都の花」というシリーズがあるように、山城屋は「丸十・九紋龍・関羽」という、水滸伝と三国志の有名武将の名を拝しているんです♪

九紋龍はその名の通り九匹の龍の入れ墨を背負った勇猛武将・史進(ししん)、関羽言わずと知れた三国志の英雄。

いや・・・子供の頃、横山光輝の三国志に夢中になった人間としてはグッときます(笑)

こういった明治~大正期の地方札や古い包み紙・ラベルは中々出てこないだけに、貴重な史料として大切に管理したいと思います。