我が町・湯田温泉にて・・・

所用あって湯田の表通りへ。

勝手知ったるこの町も気付くと至る所変貌を遂げていて、記憶にある町とはちょっと雰囲気が変わったなと感じる時があります。

表通りから湯の町通りへ右折してすぐの角、今は足湯があるこの通りも、画像右手手前から手すりが設置してあるこの場所は、かつては畳一畳くらいの果物屋さんがありました。

昔の温泉街の裏通りというのは昼間は静かな町でも夕暮れ時から夜は少々怖い雰囲気があって「ガキはさっさと帰れ」と言わんばかりの空気感で(笑)ピンク色のライトに照らされた暗幕があるお店。ストリップのお店、酩酊した大人が笑ったり怒ったり騒いで遊んで、客引きのオッサンが立っていてという、一種独特の様相。

蕎麦寿司の名店や居酒屋、旅籠という雰囲気の小体の旅館がいくつもあって「温泉場」という言葉がしっくりくる町で、今の湯田温泉も勿論好きですが、子供の頃の記憶を辿ると、そういったどこか危険な雰囲気が漂う温泉場だった湯田温泉という町が時折懐かしく感じる時もあります。

例えばお土産物屋さんや飲食のお店の大将・女将さん、や❍ざのおじさんも子供には優しかったですから、思えばそういう大人たちに色んな事を教えられ育ててもらったような気がします。