任天堂・大二・・・

任天堂製の大二(だいに)

4スートのうち金貨の1スートが発展した札で、1~10の数字を表す各4枚に鬼札・白札を加えた計42枚で構成。

主に九州地方・愛媛・山口・鳥取・滋賀・韓国・台湾・樺太で使用された札です。

山口で使われていたという事でこれは欲しかったんです!やっと手に入れました・・・

遊び方が既に分からなくなっている地方札が多い中、この大二を使った遊びとしては「くじゅろく」という遊び方が分かっています。

この遊び方は1992年に愛媛県明浜町の高齢者の間で遊ばれている事が発見され知られる事となりました。

(ご興味あるかたは大二 くじゅろくで検索したらルールが出ますので見られてみて下さい♪)

こういった地方札には独特の読み方があって、大二も数字の1(いち)3(さん)4(よん)の特殊札は「イーツン」「イーサン」「イーシー」残り3枚の札は「バカツン」「バカサン」「バカシー」2と5~9はニ・ゴ・ロク・シチ・ハチ・クで10(じゅう)の事は「ドオ」

「イー=良い」の意だそうです。

これが株札であれば1から順に「ピン・ニゾウ・サンタ・ヨツヤ・ゴケ・ロッポウ・ヒチケン・オイチョ・カブ」と言います。

それぞれに地方色が私は反映されていると思っているんですが真意の程は不明・・・

ただ、こういった各地方での遊びも海運が盛んだったからか港町で遊ばれている、若しくは残っていることが多いようです。

港が繁栄すれば人・物・金が集まるのは必然で、江戸から明治時代にかけては盛んに遊ばれたんじゃないでしょうか?

恐らく山口でも柳井港や下関あたりは盛んだったと思います。