革の裁断という工程・・・ 2015年09月02日 「これは上質な革だな~!」と感じる瞬間というのは、作り手にとって何よりの喜びの一つなんですが、いつも私がそれを感じるのは「刃を入れた瞬間」なんです。 「刃~」とか文章だけ見るとちょっと怖い感じがしますね(笑) でも、実際にヌメ革の裁断の際は特にそう思うんです。 刃がス~ッと入っていく時、「この革は繊維がよく詰まってるな~」とか「オイルがちゃんと染み込んでるな~」とか、その革の感触を確かめながら裁断しています。 もちろん、パッと見た時の艶や質感でもそれは感じられますが、より革と近く接する最初の作業である「裁断」という作業に、私は革の個性を一番感じます♪ «前 次» BLOG