とある出先にて・・・

先日、買い物に出かけた際、持ち手がサドルレザーで本体はデニム地という大き目のトートバッグを肩から掛けて歩いている男性と、赤ちゃんを抱っこした女性が前を歩いていて、そのお二人の姿が柔らかな印象で、そのトートバッグを持つ感じとお二人の後ろ姿が何となく記憶に残りました。

トートバッグは大容量入るバッグですし、家事や子育てを積極的に手伝う男性が増えつつある近年では、トートバッグは使い勝手の良い男性のマストアイテム、若しくは優しさの表れかも知れませんね。

その後、私も買物を終えて一息つこうとコーヒーを飲んでいると、今度は隣に座っている男性がコーヒー片手にパソコンに向かっていて、しばらくしたら床に置いていた、恐らくイタリア製のヌメ革かな?艶のあるブルーのブリーフケースを片手にさっと足早にお店を出て行かれました。

先程見かけたトートバッグの男性とは逆に、こちらの男性は「できる男!」っていう、どちらかというとカチッとした雰囲気が印象的でした。

私は革を扱う人間なので、普段どうしても革小物やバッグなどに目が行ってしまうんですが、使われる環境や使い方を見ていると、その人の置かれている状況や個性、ひょっとすると性格すら表しているんじゃないかと思う時があります。

傷だらけで使い込まれた財布、シミになってもなお使い続けられているバッグ、そういった汚れともとらえられてしまうものすらデザインの一部のような、そんな気がします。

仕上げたばかりの新品はあくまでもスタート地点なんです。

そこから使われる環境・使い方でまるで別物になって行くのが革の楽しみ・醍醐味です。

皆さんも様々なシーンで革を育ててあげて下さい♪

ブリーフケース(サドルレザー)
53,000円(税込)
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