50~60年代のトラッカーウォレットに思う・・・

トラッカ―ウォレットと聞いて「バイカーウォレットじゃないの?」と思われる方もいらっしゃるかも知れませんので、少しトラッカ―ウォレットについて書かせて頂きます。

今、ワイルドな雰囲気でチェーンが付いたウォレットは通称として「バイカーウォレット」と呼ばれたりしますが、そのルーツとされるのがこのトラッカ―ウォレットです。

50年代頃には既に存在したというトラッカ―ウォレット。

実はかなり簡素な作りで、今ほどに使い勝手の良い物ではありませんでした(笑)

その名の通りトラッカ―ウォレットはトラックを運転する人達が使用したウォレットで、現代のウォレットよりも大きめのサイズで作ってあり、お金以外に書類なども入れて使用していました。

長距離を運転する際にズボンの後ろポケットに入れていたら邪魔になるという事で、運転中は出して使用し、トラックを降りる際に財布を持って降りるのを忘れないようにチェーンが付けられたのが「ウォレット・チェーン」の始まりと言われています。

そして60年代。

映画イージーライダーのヒットもあってバイカー文化が一気に開花し、トラッカ―ウォレットはバイカー達にも愛用されるようになり、「バイカー・ウォレット」と言われる物の大よその今のイメージの原型が出来たという訳です。

50年代くらいのトラッカ―ウォレットは仕切りが1つ2つあるだけとかザラにあるんですが、そのザックリ感・フォルム・デザインは迫力があってカッコいいんですよ♪

と、そんな事を思いながら、現在50~60年代のトラッカ―ウォレットへのオマージュ的なウォレットの制作に励んでいます。