熊谷美術館・春画(はるが)来た!展にて・・・
妻と2人、萩市・熊谷美術館で開催されている春画展を観に行ってきました♪
北斎・国芳・歌麿など、江戸の初期から後期にかけての浮世絵師が描いた春画の肉筆画から浮世絵までを展示するという大変貴重な展示内容で、江戸時代の性のあり方や絵師・版木の彫師・摺り師の技術の高さやシャレ・笑い等々面白さがよく分かる大変面白い展示内容です♪
江戸初期の肉筆画は平安に材をとった肉筆画が多く、エロよりも十二単の柄の豪華さが目立ちますし、中期からは若集に扮した女性との絡みや獣との絡み、異人なども出てきて内容がさらに広がり、江戸後期に至っては間違い探しの要素まで入ってきて、とにかく多種多様。
近代化が進むまでの日本の性は恐らく今とは全く違った感覚だったんだと思います。。。
例えば勝新太郎主演の「兵隊や〇ざ」という映画のワンシーンで、新兵に故郷の彼女から手紙が届き、上官が取り上げて皆の前で読む際に手紙からお守りにと陰毛が入っていてからかわれるシーンがあるんですが、江戸時代は春画をお守りに懐に入れて戦場に赴いたそうです。
あと、大林宣彦監督の阿部定を描いた戯曲「SADA」も出兵する息子を「女を知れば戦死しない」と父親が色街に連れてくるシーンがあるんですが、春画もそういった意味合いが込められたり、嫁入り道具であったりと単なるエロではなくもっと複雑で、一つのアートとして昇華されてます。
そして、何と言っても北斎の画力はずば抜けて凄い・・・
有名な「蛸と海女」も蛸は海を征する竜王で、恋焦がれた女性と思いを砥げている図だそうです。
そしてキスしている子蛸も「次は僕の番」というセリフが下の方に入っていて、こんな構図を考え付くこと自体が天才ですよね。。。
18歳未満は入館禁止なんですが、これは大人は絶対に観に行った方が良い企画展です!
北斎・国芳・歌麿など、江戸の初期から後期にかけての浮世絵師が描いた春画の肉筆画から浮世絵までを展示するという大変貴重な展示内容で、江戸時代の性のあり方や絵師・版木の彫師・摺り師の技術の高さやシャレ・笑い等々面白さがよく分かる大変面白い展示内容です♪
江戸初期の肉筆画は平安に材をとった肉筆画が多く、エロよりも十二単の柄の豪華さが目立ちますし、中期からは若集に扮した女性との絡みや獣との絡み、異人なども出てきて内容がさらに広がり、江戸後期に至っては間違い探しの要素まで入ってきて、とにかく多種多様。
近代化が進むまでの日本の性は恐らく今とは全く違った感覚だったんだと思います。。。
例えば勝新太郎主演の「兵隊や〇ざ」という映画のワンシーンで、新兵に故郷の彼女から手紙が届き、上官が取り上げて皆の前で読む際に手紙からお守りにと陰毛が入っていてからかわれるシーンがあるんですが、江戸時代は春画をお守りに懐に入れて戦場に赴いたそうです。
あと、大林宣彦監督の阿部定を描いた戯曲「SADA」も出兵する息子を「女を知れば戦死しない」と父親が色街に連れてくるシーンがあるんですが、春画もそういった意味合いが込められたり、嫁入り道具であったりと単なるエロではなくもっと複雑で、一つのアートとして昇華されてます。
そして、何と言っても北斎の画力はずば抜けて凄い・・・
有名な「蛸と海女」も蛸は海を征する竜王で、恋焦がれた女性と思いを砥げている図だそうです。
そしてキスしている子蛸も「次は僕の番」というセリフが下の方に入っていて、こんな構図を考え付くこと自体が天才ですよね。。。
18歳未満は入館禁止なんですが、これは大人は絶対に観に行った方が良い企画展です!