任天堂・黒札

旧南部藩など主に東北を中心に使われた黒札。

棍棒、刀剣、金貨、聖杯の4スート各12枚に鬼札を加えた計49枚。

そして、10~12はイタリア、スペイン、ポルトガルで使用されるラテンタイプのトランプ絵札の10は女王、11は騎馬、12は国王。

その全てのデザインを和風にアレンジしたのがこの「黒札」です。

「かるた」は室町末期、ポルトガルの貿易船によって九州に持ち込まれ、その後広く日本各地へと伝わった訳ですが、地方によっては棍棒、刀剣、金貨、聖杯の4スートのうち1スートだけが発展したという地方札が多くある中、九州から遠く離れた東北のデザインがしっかり4スート各12枚で実は一番ラテンタイプのトランプに近いデザインが使われているのは非常に面白いと思います。

・・・にしても、かなり難解な絵柄で慣れないと分かりませんね(笑)

10~12の絵札もよ~く見ると足が4本の騎馬とか女王や王らしき人物も描かれてるんですよ♪

ここまでくると最早、現代アートのようです。。。