宮武外骨・賭博史・・・

縁あって宮武外骨著・賭博史という本を入手。

これ大正12年の初版本です!

宮武外骨(みやたけがいこつ)は明治・大正時代のジャーナリストで明治期の世相風俗研究家としても有名な人物。

(当時としてはかなりぶっ飛んだ人で私的には大好きです・笑)

この人がまとめた当時の文化や珍事など様々な出版物があるんですが、その中でも当時流行った「賭博」をまとめたのがこの賭博史。

かなり興味深い内容です!

いわゆる花札のようなカルタ賭博やサイコロ賭博、競馬・闘牛・闘犬などの動物賭博、その他、割れた煎餅の枚数が奇数か偶数か(半か丁か)など内容は多岐にわたります。

私は湯田温泉という温泉場に生まれ育った人間で、恐らく昭和の温泉街の雰囲気を肌で感じた最後の世代だと思います。

当時は墨の入った人達や浴衣姿の観光客・酔っ払い・三味線担いだ芸者さん・ストリップ小屋など決してきれいなだけでない雰囲気もあって、今ほど娯楽が多くない時代ですから、旅館やホテルの1室ではカルタ・サイコロは当たり前に遊ばれていました。

賭け事というよりは遊戯だったと思います。

そういう古き湯田の文化がこういった本から少しでも紐解ければな~と思って読みふけってます♪